ストーリーテリング
「めんどくさい」が価値になる?ストーリーテラーズ流、こだわりのライティング
INDEX
「ストーリーテラーズの記事を書くプロセスって、正直めんどくさいと感じるライターさんが多いと思うんよね。」
そんな高野の率直な言葉から始まった今回の対談。しかし、その「めんどくさい」工程が、ストーリーテラーズのライティングを特別なものにしています。
インタビューや記事制作の過程で生まれる独自の工夫、編集のこだわり、そして「書き続ける理由」について、代表高野と、インタビューライター栗田が対談。
ライティングの現場を覗きながら、ストーリーテラーズのライティングの奥深さに迫ります。
1. ライティングの第一歩――AIと人の役割をどう分ける

高野:前回はインタビューについての話を聞いたけれども、ではインタビューが終わったら、次はどんな作業をするの?
栗田:AIの文字起こしを読みながら、同時に自分もメモをとりながら、まとめていきます。それを元に、記事の軸となる骨子を作っていきます。「まずは骨子を作る、その後清書する」が、ストーリーテラーズのやり方ですもんね。
高野:そうだね!骨子を作る時は、いきなり文章を書き始めるの?それとも、順番を整理してある程度頭で構成を作ってから書き始める?
栗田:最近はAIも活用しているので、まずは文字起こしデータをAIに投げて、伝えたいことを整理した構成案を作ってもらいます。もちろん、そのまま使うわけではありませんが、専門領域の記事については、AIにサポートしてもらえると、かなり頭の整理ができますね。
高野:へえ…AIの力を借りながらも、人の手で調整する、この両方が大事なんやね。
栗田:そうですね。例えば、私達は現在、テスラのオーナーインタビュー記事を書かせていただいていますが、『専門性の高い話題が多い記事ならこういう流れ』『個人の想いが中心の記事ならこういう流れ』というように、書く相手に合わせて作り方を変えていく必要があると感じています。
高野:なるほど。私は『思いついたまま書く派』やから、逆算して構成を考える人のやり方が新鮮に感じるなぁ!
2. 徹底した編集プロセスが生み出す「ストーリーテラーズらしさ」

高野:ストーリーテラーズの記事って、書いたらすぐ公開できるわけじゃなくて、私のチェックがあるから、それめっちゃめんどくさくない?
栗田:まぁ…そうですね(笑)。一度美菜子さんのチェックを通さないと次に進めないので、まずはそのOKが出ることがスタートラインです。そこを通過しなければ、何も始まらないので(笑)
高野:私のチェックはかなり厳しいと思うけれど、これは単に細かく重箱の隅をつつきたい、といったことではなくて『何も背景を知らない読者が読んだときに、わかりやすく、心に響く内容になっているか』の目線で見てるからなんよね。
栗田:確かに、自分がインタビューした内容だから『この流れで伝わるはず!』と思っても、美菜子さんから『これでは伝わらない』と言われることも多々あります。でも、読者はゼロベースで前情報なく記事を読むので、客観的な視点で編集してもらうことで、結果的に伝わりやすい記事になるんですよね。
高野:読者にとってわかりやすい文章にするって、本当に大事だと思う。色んなテクニックの前に、わかりやすさが最も大事。…でも、正直、ダメ出しされまくって『もうやめようかな』って思ったことはない?
栗田:「あーもう無理かも、と思ったことはあります(笑)。でも、実際に美菜子さんに添削された後の方が、『なるほど、これは確かに伝わるな』と納得できて、自分自身のライティング力も向上している実感が持てるから、続けられているのだと思います。
高野:ありがとう、それを聞いて安心した(笑)。そういう意味では、この工程は、めんどくさいけれど、とても価値のある工程なんだろうなぁと思うよね。
3. それでも書き続ける理由――ライターがストーリーテラーズに残る理由とは?
高野:ストーリーテラーズの記事って、工程も多いし、編集も厳しいし、『正直、大変だ』という話をしたけれども…続けていけるモチベーションってどこにあるの?純粋な興味で聞いてみたい。
栗田:確かに…改めて考えてみるとなんだろう…。実は、『ライティングスキルを上げたいから、ということが最も重要なモチベーションではない』かもしれないですね。ストーリーテラーズで働いていること自体がモチベーションになっている気がします。
高野:おお、それはどういうこと?
栗田:例えば、SEO記事だと『キーワードを何回入れるか』みたいなルールがガチガチに決まっていて、書く自由度が低いんです。そして、自分の記事が実際にどう役に立っているかが見えにくい。
でも、ストーリーテラーズでは、人の思いやストーリーを伝えるために書くから、自由度が高いし、裁量もある。そして、お客様と長期的に関わり、ミーティングにも入りながら、お客様と一緒に広報資産を作っていく。自分が役に立っている実感が味わえるのが嬉しいです。
高野:確かに!あとストーリーテラーズって不思議な会社よね。フルフレックスでオンラインメインだから、毎日顔を合わせるわけじゃないのに、みんな頑張ってるし、メンバーがちゃんとつながってる感じがある。
栗田:そうですね。ほどよい距離感がありつつ、ちゃんと一緒に作っている感覚があるから、続けられるんだと思います。そのかわり、チャットワークのチャットの量は尋常じゃなく多いですよね(笑)でもそれが、『みんなも頑張っているから私も頑張ろう』というモチベーションになっています。
ストーリーテラーズのライティングは、単なる記事制作ではなく、『伝えたい想いを形にする』仕事。AIの進化が進む中で、人が手を加える価値がどこにあるのか、どのようにストーリーを紡ぎ続けるのか。
そういったことを考えながら、ストーリーテラーズの未来を一緒に作っていきたいです。
編集後記
今回の対談を通じて、「ストーリーテラーズらしさ」の根底には、徹底した編集と、文章へのこだわりがあることを改めて実感しました。ライティングの工程は決して楽ではないけれども、それらがあるからこそ、ストーリーテラーズの記事は他にはないものになる。
「めんどくさい」、それこそが価値。
この一言に、ストーリーテラーズのライティングの本質が詰まっているのかもしれません。
この先、AIがどれだけ進化しても、AIと共存しながら、単なる文章以上のもの価値を生み出し続けていきたいです。