「●●さんの奥さん」ではなく「じぶんの名前」で生きていきたい – 創業メンバーが語る、ストーリーテラーズで働く魅力 –

株式会社ストーリーテラーズ（以下、ストーリーテラーズ）の、チーフ・ストーリー・オフィサー（以下、CSO）ふーみんです。前回に引き続き、ストーリーテラーズで働くメンバーの経験や価値観に触れながら、当社で働く魅力について紹介します。

第二回目は創業メンバーの一人で、現在は人材紹介会社に勤める大竹 瑞紀（おおたけ みずき　以下、大竹）に、ストーリーテラーズで得られたキャリアについて聞きました。

「じぶんの名前」で生きていきたい

ストーリーテラーズに関わる以前、大竹は夫の転勤を機に、6年間勤めた人材紹介会社を退職してアメリカに渡りました。現地ではビザの関係で仕事ができず、専業主婦として暮らしていたといいます。

「渡米当初、アメリカでは夫の職場関係の方としか人との出会いがなく、よく『大竹さんの奥さん』と呼ばれていました。なんだか私のアイデンティティがなくなってしまったように思えて、寂しさを感じていました」

この経験から大竹は、「どんな環境に置かれても『じぶんの名前』で生きていきたい」と感じるようになりました。その後、彼女は第一子を出産。子どもが1歳になる頃に、前職の先輩にある相談を持ちかけたそうです。

「私は仕事が大好きだったので、辞める前は毎日楽しくて仕方がありませんでした。でも、アメリカでは仕事をしたくてもできなくて…。それでも何かしらの形で社会と繋がっていたいと思って、『無給でいいから仕事がしたい！』と思いの丈を打ち明けたんです」

すると、しばらくしてから、その先輩から連絡がありました。

「友人が文章を書く会社を創るんだけど、仲間が必要らしいから、話だけでも聞いてみない？」

正直なところ、文書を書くのは決して得意ではありませんでした。しかし、「やったことのないことにこそ、チャレンジしたい！」そう思い、現ストーリーテラーズ代表の高野 美菜子（こうの みなこ　以下、高野）と面談することにしたのです。

一緒に組織を作り、事業を形にしていきたい

「時差があるなかで、子育てをしながら本当に働けるんだろうか….」

面談直前、彼女は不安を覚えていたといいます。しかし、高野の話を聞くや否や、その不安はすっかり消え去ることになったのでした。

「高野さんは3人のお子さんを育てていて、面談のときは赤ちゃんをおんぶし、寝かしつけをしていました。『子育てしながらとなると、会社経営にそこまでの力は注げないのでは…』と思ったのですが、『中途半端に取り組むつもりはありません！全力でやります！』とその場で断言されたんです。その言葉を聞き、高野さんの本気度を感じ取りました」

高野のありのままの姿や想いを知り、「高野さんと一緒に組織を作り、事業を形にしていきたい」と感じた大竹。2021年11月に、事業に参画しました。

育児中でもキャリアの幅を広げられる

参画後、大竹は時差を考慮して、夜8時以降に業務を行いました。また、当時はサービス内容を固めていく時期で、まだ社名もロゴもない状態。週1回の顧問との面談に同席し、「社会に提供できる価値は何だろう」と試行錯誤を繰り返し、ビジネスプランを立てました。

「その頃メンバー内では、『会社が良くなるために、言いたいことは言おう』というクレドがありました。そのため、事業を行う上で何かが違うと感じたときは、スピーディーに改善していけました」

2022年に入ると、大竹はクライアントのインタビューに同席したり、文字起こしをしたりと、記事制作の補佐を担当するようになりました。さらに、ストーリーテラーズは共感型採用媒体「Wantedly」の運用代行を主軸事業として、展開することになったのです。大竹は前職の経験を活かし、クライアントの採用活動のディレクションや、自社のライター採用に大きく貢献しました。

「ストーリーテラーズは会社を成長させるために必要なことを積極的に取り入れていく文化があります。ですので、自ら『やりたい！』と手をあげれば、チャレンジすることができる組織です。さらに、私の場合は創業期だったこともあり、本当に多種多様な企業の経営者・採用担当の方の価値観に触れる機会に恵まれました。おかげさまで、以前よりも自分自身の視野が広がったと感じています」

その後、2023年9月に日本に帰国した大竹。それと同時に、ストーリーテラーズを離れ、現在は以前の勤め先で再度仕事に取り組んでいます。ストーリーテラーズの黎明期を支えた彼女は、最後にこう振り返りました。

「ストーリーテラーズで働けたことで、育児中でも社会と繋がることができ、私自身のキャリアの幅が広がりました。置かれた環境を自分自身の力でプラスに変え、会社員では学べない創業の0→1の過程を経験したことで、『じぶんの名前』で生きていける自信を得られた。そう感じています」

ストーリーテラーズは、ビジョンやミッションに共感し、ともに実現を目指す仲間を募集しています。大竹のように海外に住んでいても、小さな子どもを育てながらでも、キャリアを積める環境と理解ある仲間がいます。一緒に働いてみたいと思った方は、ぜひお問合せください。