理想の人材を引き寄せた「心の真ん中を射貫く言葉」−人材採用を成功に導く、ストーリーテラーズの募集記事の効果とは-

株式会社ストーリーテラーズ（以下、ストーリーテラーズ）のCSO（チーフ・ストーリー・オフィサー）ふーみんです。「眠れる価値を、伝わる価値に」をビジョンに掲げるストーリーテラーズは、共感採用型媒体「Wantedly」の運用代行を行っています。

取引先であるTeam Energy株式会社（以下、チームエナジー）は、グループ会社の社長を募集する求人を出しており、最近になって理想の人材採用に成功しました。

数ある求人情報がひしめくなか、なぜ理想とする人材からの応募を獲得できたのでしょうか。

チームエナジーに内定した大井川 尚（おおいがわ たかし）氏（以下、大井川さん）に、応募の経緯や理由について伺ったところ、ストーリーテラーズの募集記事がもたらした明確な効果が明らかになりました。

「お客さまの課題解決を支援したい」個人事業主から一転、就職を決意

大井川さんは大学を卒業後、小学校の学級担任として働いていました。仕事内容や条件面に不満はありませんでしたが、同世代が次々に面白いビジネスを立ち上げている様子を知り、「自分もビジネスの分野で挑戦してみたい」と思うように。

元々「人の成長に携わること」に喜びを感じていた大井川さんは、「ビジネスでも人の成長に携われるのでは？」と考え、採用に特化したSNSマーケティング事業で独立しました。

事業を始めて4年が経ったころ、「お客さまが抱える課題を、根幹部分から支援・解決したい」と思うようになった大井川さん。「自分自身が経営幹部となり、実務を通して経営面・人事採用の理解を深める必要がある」と就職活動を始めました。

会社経営ができるだって？

求人探しは、共感採用に力を入れている媒体「Wantedly」を利用しました。大井川さんは「意思決定や実行にスピード感がある、スタートアップで経験を積もう」とはじめから狙いを定めていたといいます。

求人募集は「人事」「HR」「RPO（採用代行）」「キャリアコンサルタント」などのカテゴリーで絞り、「新規事業」「立ち上げ」「経営」といったキーワードでさらに絞り込んでいきました。

「月に100〜200件の求人に応募していました。個人事業を手伝ってもらっていたスタッフにお願いし、別のアカウントでリサーチに協力してもらったこともあります。

でも、二人がかりでリサーチしても、経営そのものに携われるポジションの募集はほとんどありませんでした」

大井川さんは、諦めずに求人情報をリサーチし続けました。しばらくして、「経営」のキーワード検索で表示されたのが、「社長になれる」と題したチームエナジーの求人でした。

「『社長になれる』って本当なのか…？」

募集記事を読み進めると、「会社経営をしませんか」「事業を自分で作ってみませんか」というメッセージが。その言葉に、大井川さんの心は射貫かれました。

「『Wantedly』では、過去の募集記事のタイトルを変更して、定期的に使い回す企業も多く、内容がチグハグな求人が多くあるなと感じていました。そんななかでも、チームエナジーの募集記事は内容に一貫性があり、信頼できると感じました」

さらに興味を惹かれたのが、業種・規模を問わず事業を育て、社長同士が切磋琢磨しあう「共経営（きょうけいえい）」という独自の仕組みでした。「ここならきっと、想定以上の成長ができるに違いない」と、大井川さんの胸は高鳴りました。

記事を読み終え、「自分が探し求めていた会社はここだ！」と直感した大井川さん。迷わず応募ボタンを押しました。

これは最良のマッチングだ！

チームエナジーとの面談で現れたのは、取締役CPOの金田 隼人（かねだ はやと）氏（以下、金田さん）でした。

開口一番、金田さんはこう話し始めたといいます。

「チームエナジーは誰もが『社長』になれる社会を目指し、会社を作り・社長を育て・事業を成長させる会社です。大井川さんはどんなことがしたいですか？」

（チームエナジー取締役CPO金田さん）

一般的な面談では、企業側から業務内容を提示されることが多いものです。しかし、金田さんは大井川さんの希望をヒアリングすることから始めました。

「どんな事業を行いたいのか」「どうしたらビジョンが実現できるのか」「必要なスキル・手段はなにか」。

面談を通して、金田さんは大井川さんが進むべき道を、一緒に組み立てていきました。

「面談で自分の目指すべきビジョンがクリアになりました！さらに、『この方とずっとお付き合いしていきたい・学ばせていただきたい』とも感じられて。仕事内容と一緒に働く人、そのどちらも理想の条件に合致していたので、まさに『最良のマッチングだ』と感じました。

たった1時間の面談でしたが、『これから人生が好転していく』と確信できました」

大井川さんは目を輝かせながら、当時を振り返ります。一方で、金田さんも強い手応えを感じていました。その答えに、

「チームエナジーは、大井川さんのような方にこそ、参画して欲しいと思っていました」

そう声を掛けられたそうです。

理想通りの人材を採用できた３つの理由

なぜ今回、ストーリーテラーズの人材募集記事が、双方に喜ばれる結果をもたらしたのでしょうか。大井川さんのインタビューからは、3つの答えが見えてきました。

１.ヒアリングを元に適したキーワードを選定したことで、理想の人材に認知される可能性を高められたから

２.タイトルと本文に一貫性をもたせ、企業の信頼性を高めたことで、応募への心理的ハードルを下げられたから

３.ストーリーで企業の想い・価値観を伝え、共感してくれた人が応募してくれたから

「経営の実務経験を積みたかった」大井川さんにとって、「社長になれる」というど真ん中のタイトルは、チームエナジーを知るきっかけになりました。また、募集記事に一貫性をもたせたことで、多くの求人をリサーチしていた大井川さんの信頼を勝ち得ました。

さらに、記事内では採用したい人物像が「すでに個人事業主として活動している人・個人事業主としてさらにビジネスを展開したい人」であることに触れ、チームエナジーの価値観・取り組みをストーリーで語ったのです。

この3つのポイントを募集記事に落とし込むためには、徹底したヒアリングが必要不可欠です。会社概要や採用したい人物像だけでなく、創業者のストーリーやミッション・ビジョン・バリューに込められた想いや背景を、深く掘り下げる。

そうすることで、求職者に信頼・共感されるストーリーとなるのです。

私たちストーリーテラーズは、本質部分を掘り下げるインタビューに強みを持つ、ストーリーライティングのプロ集団です。

この強みを活かし、今後も理想の人材とのマッチングをお手伝いさせていただきます。

取材：本部 友香、執筆：向井 布弥

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