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自分にしか書けないものを書く!|月間40万PVの人気ブログを育てるために大切にしてきたこと。

今日は、(採用)広報担当者や企業の情報発信を担当している方に参考にしていただける記事として、ブログのアクセスを増やし、人気ブログにするためのノウハウについて書いてみたいと思います。

私はプライベートで「ポルシェがわが家にやってきた」というブログ(月間40万PV)を夫婦で運営していますが、心がけてきたことがあります。

それは、「自動車評論家には書けない内容を書く」ということ。

世の中には、youtubeやブログ記事など、車に関する様々なコンテンツがあり、中でも有名な自動車評論家のものは、やはり人気コンテンツとなっています。

私達が、そのような有名な自動車評論家の方々と同じことをしても、意味がないわけなので、

「そのような方々には書けないことは何か」
「誰からもお金をもらわず、誰に忖度する必要もなく、自由に発信できる立場の私達にしか書けないことは何か」

ということを考えた結果、「徹底的に本音(リアル)を書く」というところにたどり着きました。

ポルシェブログ

本音を書くだけでは足りない

ブログには、様々な車の試乗レビューが掲載されています。

ポルシェに限らず、読者の方から「ぜひ私の車に乗って頂いて感想を書いてほしい」と言われた国産車、輸入車などの試乗レビューがたくさん載っているのですが、どれも忖度なく、本音で書かせて頂いているものばかり(もちろん、車へのリスペクトはした上で)。

最初のうちは、その本音のレビューが好評だったのですが、ブログがある程度影響力を持ち始めた頃から、「もっと考え抜いた上でレビュー書かなければいけない」と思うようになりました。

なぜなら、「単に本音で書くというだけでは、私達の意図や車の魅力が、正しく伝わらない」と感じ始めたからです。

例えば、乗り心地に関して。

私達夫婦は、世間一般よりも、硬めの乗り心地を好みます(その時点でちょっと変ですねw)。

なので、地面への接地感があって、ある程度スポーティーで、その中にしなやかさがあるものを「乗り心地が良い」と表現してきました。

逆に、ふわふわと柔らかい乗り心地のものは、運転していて少し怖いですし、楽に運転できるけれども「もっともっと運転したいという楽しさには繋がらない」ので、好みではありませんでした。

とはいえ、世間一般的には「ふわふわと柔らかい乗り心地のほうが、乗り心地が良い」とされている。

なので、私達の主観で「この車は乗り心地が良い」と書いても、その真意が正しく読者の方に伝わっていない、ということが大いにあるということが、ある時からわかるようになりました。

では、どうすれば、私達の意図やその車の魅力が、正しく伝わるのか。

ポルシェブログ

そこで工夫したことは2つ。

1つ目は「大前提として、自分たちの好みをしっかり書いておく」ということでした。

・私達はラグジュアリーよりも、走りの楽しさを求める。
・楽に現地まで運転できることよりも、移動の時間で「楽しいなぁーもっと走っていたいなぁー」と感じられるものを好む。
・パワーがあり過ぎる車よりも、一般道でもある程度扱い切れるパワー感の車を好む。

…そんな私達が評価するなら●●だけど、でも、こういう人にとっては合っているのではないか、という風に。

車に限らず、「個人の好み」によって評価は大きく分かれることが多いので、そこをできるだけわかりやすく表現しようと考えました。

2つ目は「何かと比較して、相対的に書く」ということ。

車の場合、直前に乗っていた車の感覚が残っているので、それによって評価は大きく左右されてしまいます。

私も、直前に乗っていた車によって、同じAという車に乗っても、真逆とも言えるくらい感想が変わってしまうので、「人の感覚なんて、本当にあてにならないなぁ〜」とつくづく思います(笑)

それを考慮して、
「今回の車は、●●と比べると乗り心地が硬い」
「●●よりは硬いけれど、●●ほどではない」
などと、できるだけ相対的に書くことで、私達が伝えたいことが、より正確に読者に伝わるようにと、心がけてきました。

背景や歴史を知ることで、よりそのブランドのファンになる

こうして書きながら、私は結構色々考えてブログを書いてきたのだなぁ〜と改めて感じております。(自分で言うな、という感じですね)

なぜそこまで考えて書いていたかというと、それはやはり「ポルシェの魅力をまっすぐに伝えたい」という強い想いがあったから。

多くのエンジニアやデザイナーや関係者が必死で開発して、気の遠くなる走行テストを繰り返して、自信を持って世の中に送り出した最高傑作の魅力が、素人の私達によって歪んで伝わってしわないようにしたい、という想い。

ブログを書く中で、ポルシェの歴史のことも勉強するようになり、よりリスペクトの気持ちが深まり、ファンになり、惚れ込んでいったからこそ、こんな風に考えるようになっていったのだろうなと思います。

通常は、その歴史や背景まで、ユーザーに伝えるのは難しいですが、会社のファンを増やし、ファンとブランドを共創していくためには、すぐには売上に繋がらないようなそういった背景こそ、積極的に伝えていく必要がありますよね。

こうして書いていくことで、私自身の学びや気づきにもなっており、有り難い限りです。

これからも、自分の中にあるノウハウを整理して、たくさん発信していきたいなと思います。

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